看護学科
鈴木 良子先生

鈴木良子先生は看護学科基礎看護学の教授です。鈴木先生は湘南短期大学に看護学科が新設された2007年から3年間初代看護学科長としてその役割を果たされました。中でも先輩のいない第1期生の教育には心を砕かれ、少しでもきめ細やかな教育を提供したいと教育環境を整えることに努力をされておりました。また学生募集にも尽力され、看護学科草創期の土台つくりをなされました。先生からのコメントと簡単な紹介をご覧ください。

 本年3月16日に看護学科第3期生が卒業式を迎えた。思えば昨年の第2期生の卒業式の日(3月11日)は私達にとっても忘れられない日となった。午前中に式典を終えたその直後にあの東日本大震災が起きたのである。その日も横須賀の地は暖かく眩しいほどの春の陽射しで一杯であった。今年の卒業式も同じように好天に恵まれ、穏やかなあたたかい陽射がキャンパス内外に溢れ、そのやさしい陽射しに包まれて卒業生は元気に学び舎を巣立って行った。
 そして、4月にはまた新入生を迎え、看護学科は6年目を迎えることになる。
 設立当初掲げた看護学科の卒業生像は以下三点である。
 1.「いのち」を尊ぶ心を養う
 2.聴く、話す、伝えるなどのコミュニケーション力を身につける
 3.生涯学び続ける向上心
 これらが卒業生の一人ひとりにどのように身についているのか。今年度は、例えば就職先からのご意見を賜り、教育課程やその実践、或いはキャリアサポート体制を系統的に評価する時かと思える。卒業生の声も聴きそれらを真摯に受け止め、看護学科設立当時からの看護師養成に対する地域の期待と信頼に応えられる様に更に研鑽をしていきたいと思う。
 卒業生に思うことの一つは、早期離職することなく働いてもらいたいこと。「看護が楽しい!」や「大変なことも多いが、看護はすごい!」とその喜びを心から感得できるのは数年の経験が必要かと感じる。それまでの間或いは10年はやめないで継続して貰いたい。先の震災により「いのちがあり、今、生きていることはすばらしい」と改めて実感している人も多いことだろうと思う。卒業生一人ひとりが一意専心、本学の見学の精神である「愛」を具現化した看護実践ができたら…と心ひそかに私は願っているのである。
 在学生に私が思うことは、3年間の学びの中で「看護(看護師)」の芽を育て続けてもらいたいことである。担当している教科目は、1年生には「看護学概論・看護技術概論・看護過程」そして臨地実習科目である。2年生には「健康管理カウンセリング」と5月に履修する初めての看護過程実習。3年生には「看護技術の統合」と実習(統合実習)である。
 これらの講義科目では、看護(看護観)を熱く語り合うこと。演習科目では各看護技術の原理原則とエビデンスをしっかりと身につけて貰いたい。臨地実習では看護の対象の理解と学生だからこそできる看護を考え、それにチャレンジする勇気を持って貰いたいと願っている。そして、何よりも看護実習が楽しいと感じて貰えるように支援することを実習指導では心がけている。看護師という希望の扉は学生が自らの手で開けてくれるものと私は信じ、若者たちの可能性と成長する力を確信して見守っていきたい。
 学生たちは皆個性豊かであり、すばらしい感性を持っていると感じている。

略歴

1970年国立盛岡療養所附属看護学院卒業後、秋田県平鹿総合病院に看護師として勤務。1972年神奈川県成人病センター(現がんセンター)に就職。その後三浦市役所に勤務し看護の臨床を経験した。
1976年、看護教員を志し神奈川県立看護教育大学校(教員養成課程)に進学し1年間看護教員としての教育を受ける。卒業と同時に1977年、横須賀共済病院看護専門学校に就職し看護基礎教育に従事した。
1984年、日本大学法学部法律学科に入学し、「看護実践と法律」について研究し1989年卒業。その後1992年、横須賀共済病院看護専門学校の教務主任を、2004年6月1日には同専門学校副学校長を拝命する。この間に2003年より2年間、上智大学カウンセリング研究所においてカウンセラーの養成教育を受けて2004年4月1日、認定カウンセラーの資格取得。
2005年4月学校法人神奈川歯科大学 看護学科設立準備室に歯科衛生学科の教授として着任、6月に設立準備室長を拝命した。同2005年4月に日本大学大学院総合社会情報研究科、博士前期課程に入学し、人間学(主に宗教哲学関係)を修め2007年に修了(修士号を取得)した。
2007年5月、神奈川県看護章(ナイチンゲール章)を受賞する。
社会に於ける活動としては、2003年6月から2004年3月31日まで、神奈川県看護師等養成機関連絡協議会「看護基礎教育における技術教育あり方に関する検討会報告書」にかかる検討委員会委員。2004年4月から2005年3月31日まで、上智大学カウンセリング研究所カウンセリング研修講座「カウンセラー養成コース第3期」における非常勤講師を務める。
大学に於ける講義展開では、2004年10月1日~2005年3月1日まで、授業科目「健康管理カウンセリング」2単位、学校法人鎌倉女子大学管理栄養士学科(4年制)の3年次生の講義を担当した。2006年6月から、神奈川県立保健福祉大学実践教育センター非常勤講師として、「教育課程論」のアドバイザーや「看護学校経営」の講座を担当し現在(2011年)に至る。
2007年4月から、2010年3月まで、横須賀市立横須賀総合高等学校評議委員を務める。

論文

  • ・「実習場面に於ける看護過程展開の困難に関する学生の認識」第26回日本看護学会(看護教育)、p.25~28、1995年。
  • ・「看護学生の自己教育力に影響する因子―学習方法の視点からー」第27回日本看護学会(看護教育)、P.146~148、1996年。
  • ・「筋肉内注射技術の学習方法と卒業後の注射技術習得意識との関係についてー卒業後1~3年目の認識よりー」日本看護研究学会誌、22(5)、P.47~58、1999年。
  • ・相馬朝江編集『目でみる症状のメカニズムと看護』「頭痛」 P.174~179.、「不眠」 P.162~168頁、ナーシングムック「29」、学習研究社 2005年。
  • ・「魂の救済についてー親鸞と西田幾多郎を中心にー」修士論文集、120頁、2007年。
  • ・「新設看護学科の教育理念とカリキュラムの概要」湘南短期大学紀要、19、p.108~116、2008年。
  • ・「バイタルサイン測定技術の到達度と学生の自己課題に関する一考察」湘南短期大学紀要、20、p.95~103、2009年。
  • ・「健康管理カウンセリング授業の学習効果に関する一考察」湘南短期大学紀要、21、p.33~39、2010年。
  • ・「生死の苦悩とその救済に関する一考察-岸本英夫と神谷美恵子の文献を中心に-」湘南短期大学紀要、22、p.1~7、2011年。
  • ・「看護過程授業方法に関する一考察-授業後のアンケート調査から-」湘南短期大学紀要、22、p.9~15、2011年。
  • ・矢野章永編「看護学教育 臨地実習指導者実践ガイド」専門分野II「成人看護学」、P.38~53、医歯薬出版株式会社、2012年1月10日、第1版。
  • ・生死の苦悩とその救済に関する一考察(その2)-親鸞思想の「慈悲」と「自然法爾」の概念より-湘南短期大学紀要、23.p.5~13、2012年。
  • ・チューター制と看護学生の精神的健康状態との関係、湘南短期大学紀要、23.p27.~33、2012年。
  • ・3年次看護学生の手指衛生行動に関する調査-看護技術の統合演習と臨地実習における手指衛生の実態から-湘南短期大学紀要、23.P21.~26、2012年。
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塗々木 和男
現職 学科長/教授
担当科目 看護学科:人体の構造と基礎入門、人体の構造と機能、総合看護学
歯科衛生学科:生物学、生理学、生化学、薬理学、栄養指導I
川口 雅之
現職 教授
担当科目 哲学、倫理学、英語
鈴木 良子
現職 教授
担当科目 看護学概論、看護技術概論、看護過程、健康管理カウンセリング、基礎看護学実習I・II
前山 直美
現職 教授
担当科目 母性看護学概論、母性臨床看護、母性看護学実習
平井 純子
現職 准教授
担当科目 成人看護学
 
現職  
担当科目  
尾形 三さ子
現職 講師
担当科目 成人臨床看護II、成人看護学演習、成人看護学実習I・II・III
佐伯 千寿子
現職 講師
担当科目 看護管理、生活援助技術I・II、診療補助技術I・II、基礎看護学実習I・II、看護研究、チーム医療と看護
菅谷 洋子
現職 講師
担当科目 健康診査、生活援助技術I、診療補助技術I、基礎看護学実習I・II、看護技術の統合
中村 仁志
現職 講師
担当科目 精神看護学概論、精神臨床看護、精神看護学実習
原田 美枝子
現職 講師
担当科目 小児看護学概論、小児臨床看護学、小児看護学実習
山田 ノリ子
現職 講師
担当科目 老年看護学概論、老年臨床看護、老年看護学実習I・II・III
飯塚 雅子
現職 助教
担当科目 基礎看護学領域の実習と演習
永井 朋子
現職 助教
担当科目 成人看護学演習、成人看護学実習I・II・III
程塚 京子
現職 助教
担当科目 老年の領域
山本 江里子
現職 助教
担当科目 母性の領域
石井 一義
現職 助手
担当科目 老年看護学領域
内田 桃子
現職 助手
担当科目 精神看護学実習 他
北村 容子
現職 助手
担当科目 在宅看護
中嶋 真澄
現職 助手
担当科目 成人看護学
中谷 章子
現職 助手
担当科目 小児実習
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